SECURITY
セキュリティ
本システムで使用するAI機能(OCR・構造化)のセキュリティ・性能についての説明資料です。
使用するAIサービス一覧
| 用途 | サービス | 提供元 | 処理内容 |
|---|---|---|---|
| 書類OCR | Google Cloud Document AI | Google LLC(Google Cloud Platform) | 注文書PDF・画像から文字・表を高精度抽出 |
| 構造化・翻訳 | Gemini API(Google) | Google LLC(Google Cloud Platform) | 抽出データの構造化・商品名の日本語訳・整合性判定支援 |
| ファイル保存 | Amazon S3 | Amazon Web Services(AWS) | 注文書PDF・画像・生成書類の安全な保管 |
データフロー
①注文書アップロード
→②S3保存
→③Document AI OCR
→④Gemini 構造化・翻訳
→⑤DB登録・担当者確認
セキュリティのポイント
1
AIの学習にデータは使用されません
Google Cloud Platform経由の有料APIを使用するため、送信されたデータはGoogleのAIモデルのトレーニングに使用されません。(Google Cloud データ処理規約に基づく)
| サービス | データ学習利用の扱い | |
|---|---|---|
| OCR | Google Cloud Document AI | 学習に使用されません(Google Cloud データ処理規約に基づく) |
| 構造化・判定 | Gemini API | 学習に使用されません(Google Cloud データ処理規約に基づく) |
2
データ処理を日本国内に限定できます
注文書・画像データの処理を日本国内のサーバーに限定する設定が可能です。
| サービス | 日本リージョン対応 | 対応方法 | |
|---|---|---|---|
| ファイル保存 | Amazon S3 | ○ 対応 | 東京リージョン(ap-northeast-1)を指定 |
| OCR | Google Cloud Document AI | ○ 対応 | 日本リージョン(asia-northeast1)を指定 |
| 構造化・判定 | Gemini API | ○ 対応 | 日本リージョン(asia-northeast1)を指定 |
個人情報保護法との関係:日本国内リージョンに処理を限定することで、データが海外に移転しないため、個人情報保護法第28条への対応が不要となります。海外取引先情報・受注データ等の機密情報を扱う本システムでは、日本国内リージョン設定を標準として採用します。
3
推論データはデフォルトで保存されません
| サービス | データ保存の扱い | |
|---|---|---|
| OCR | Google Cloud Document AI | 処理完了後に削除。Googleのサーバーに蓄積・保存されません |
| 構造化・判定 | Gemini API | 推論データはデフォルトで保存されません |
4
国際セキュリティ認証を取得しています
| 認証・基準 | 取得サービス | 概要 |
|---|---|---|
| SOC 2 Type II | Google Cloud / Gemini | セキュリティ・可用性・機密性に関する第三者監査機関による認証 |
| ISO 27001 | Google Cloud / AWS | 情報セキュリティマネジメントシステムに関する国際規格 |
| ISO 27017 / 27018 | Google Cloud / AWS | クラウドセキュリティ・個人情報保護に関する国際規格 |
| TLS 1.2以上 | 全サービス共通 | システムと各AIサービス間の通信はすべてTLS暗号化により保護 |
5
より高いセキュリティが必要な場合
完全クローズド構成(AWS VPC内完結):AWS VPC環境内にシステム全体を構築することで、外部インターネットへのデータ送信を完全に遮断した構成も実現可能です。
- Amazon S3:VPCエンドポイント経由でアクセス
- Google Cloud Document AI / Gemini:VPC Service Controlsにより外部アクセスを制限可能
- IAM認証によるアクセス制御、CloudTrailによる操作ログの記録も可能
※ 本構成は追加のインフラ費用が発生します。要件に応じて別途ご提案いたします。
AI性能について
Google Cloud Document AI(書類OCR)
- 海外バイヤーからの注文書PDF・FAX画像を高精度で読み取り。手書き文字にも対応
- Purchase Order・インボイス・メール添付書類など多様な様式に対応
- 商品名・数量・単位・単価・金額等の表形式データを構造化して抽出
- 英語・中国語・韓国語などの多言語帳票に対応
- 取引先ごとに異なるレイアウトにも対応
Gemini API(構造化・整合性判定支援)
- テキスト・PDF・画像を同時に入力として処理(メール本文+添付も一括)
- Document AIで抽出したデータを文脈的に補完・修正し精度を向上
- 原文の商品名から日本語訳の商品名を生成し、商品マスタと自動照合
- 注文書・商品リスト・輸出申告書・インボイス間の突合判定を自然言語処理で柔軟にサポート
- 取引先名・注文番号・数量・金額・仕向国等を自動識別・抽出
- 項目ごとに確信度スコア(0〜100%)を付与し、要確認箇所を提示
運用方針
- AIの出力は「下書き」と位置づけ、確定は必ず人が行う運用とします
- 項目ごとに確信度を表示し、低い項目のみ重点確認できます
- 誰がいつどの項目を修正したかを記録し、追跡できるようにします
- AIが読み取れない場合でも、手入力で業務を止めずに進められます
※ 本プロトタイプは商談デモ用のため、ログインは簡易版とし、サンプルデータのみを使用しています。実データは登録しないでください。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。より詳細なセキュリティ要件がある場合は、御社ご担当部門のご要件をお聞かせいただければ、個別に対応方針をご提案いたします。
